導入:失敗のきっかけ
私は30歳のサラリーマンで、仕事が忙しく出会いがないという理由から、2023年の5月に某大手出会い系アプリに登録しました。最初の2週間は返信率が低く、正直なところ期待していませんでしたが、ある金曜日の夜に素敵な女性Aさんからメッセージが来たのです。彼女は28歳の会社員で、プロフィール写真も雰囲気があり、メッセージのやりとりも自然で盛り上がりました。
私たちは3日間にわたってメッセージを交換し、共通の趣味である映画や読書の話題で盛り上がりました。会話の流れが良く、Aさんも積極的に返信してくれていたため、このままいけば実際に会える可能性があると確信しました。そして迎えた4日目、ついに勇気を出して「今度映画を一緒に見に行きませんか?」と誘ったのです。
Aさんからは「いいですね、近いうちに都合つけます」というポジティブな返信が来ました。その瞬間、私は有頂天になり、さらに踏み込んだメッセージを送ってしまったのです。それがすべての始まりでした。
失敗の詳細
初デートの約束をした直後、私のテンションは最高潮に達していました。Aさんからの好意的な返信を受け、私は冷静さを失い、短時間のうちに5通のメッセージを立て続けに送ってしまいました。
1通目は「本当に嬉しいです、ありがとう」という感謝のメッセージ。ここまでは問題ありませんでした。しかし2通目では「実は最初のメッセージを見た時から気になっていました」と告白めいたことを書き、3通目では「もしかして〇〇出身ですか?」と個人特定につながりそうな質問をしてしまいました。
4通目ではさらに悪化させてしまい、「今度のデートの時は、〇〇駅の近くのイタリアンはどう?」と具体的な場所と店を指定してしまったのです。これだけでも十分な圧迫感があるのに、5通目では「仕事帰りなので7時でいい?」と時間まで勝手に決めてしまいました。
その後、30分待っても返信がありません。1時間経っても無反応です。2時間後、私はスマートフォンをチェックしてみました。すると画面に映ったのは、衝撃的な文字「このユーザーはブロックしました」というメッセージです。Aさんに完全にブロックされていたのです。
ブロックされたのはその夜の午後11時。デートの約束をした午後7時から、わずか4時間の出来事でした。その時の絶望感は筆舌に尽くしがたく、私は何が悪かったのか全くわかりませんでした。
原因分析
後日、同じアプリを使用している友人に相談したところ、私の行動がいかに危険だったかを理解することができました。友人は冷静に指摘してくれました。
まず第一の問題は、メッセージの連投です。短時間に5通のメッセージを送ることは、相手に強い圧迫感を与えます。これは相手がストーカーまがいの行動と解釈される可能性が高く、出会い系アプリではメッセージ連投は特にネガティブに受け取られるということです。Aさんはおそらく3通目か4通目を読んだ時点で、この人は危険かもしれないと判断したのでしょう。
第二に、具体的な場所と時間を勝手に指定したことです。これは相手に対する配慮の欠如を示しており、女性が特に警戒心を高める要因となります。実際には「どこかいいお店、知ってますか?」と相手の意見を尊重する形で提案すべきでした。勝手に指定することで、「この人は相手の都合を考えない自分中心の人間かもしれない」と判断されてしまいました。
第三の原因は、急速な親密度の上昇です。メッセージ交換はまだ3日間だったにもかかわらず、告白めいたメッセージを送ってしまいました。相手はまだ私のことをほとんど知らない状態で、急に「気になっていた」と言われれば、不気味さを感じるのは当然です。このギャップが、Aさんに違和感を与えてしまったと考えられます。
最後に、社会的なプロトコルの欠落です。初デートは通常、両者の合意の上で日時と場所を決定すべきものです。それを一方的に決めてしまったことは、相手の自由意志を無視した行動と捉えられてしまいました。出会い系アプリを使用する女性は、自分の身の安全に関して非常に注意深くなっているはずです。その状況で、勝手に時間と場所を指定する男性は、危険な可能性が高いと判断されるのは当然なのです。
改善して得た結果
Aさんとの経験から学んだ教訓を活かして、私は出会い系アプリの使用方法を大きく変えました。
まず実践したのは、メッセージペースの調整です。相手から返信が来たら、その返信に対して1通で返すという基本ルールを設定しました。複数の質問がある場合でも、できるだけ1つのメッセージに収めるか、分けるにしても時間を空けることにしたのです。その結果、メッセージの往来が自然になり、相手の返信率も向上しました。
第二に、相手のペースを最優先することにしました。デートの約束をする際には「今度お会いしたいのですが、都合つくときはいつが良いですか?」という形で相手に選択肢を与えるようにしました。さらに場所についても「〇〇と××どちらが好きですか?」という選択肢形式にすることで、相手の意見を尊重する姿勢を示しました。
これらの改善を実施してから、私はアプリで3人の女性と実際にデートすることができました。最終的には現在の彼女と出会うことができたのです。彼女いわく「メッセージのやりとりが無理っぽくなくて、自分のペースを尊重してくれた」ということが好印象だったそうです。
まとめ:読者へのアドバイス
出会い系アプリでブロックされるのは、単なる相性の問題ではなく、ほとんどの場合、送り手側の行動に原因があります。アプリで素敵な相手と出会ったとき、以下の3つのポイントを心に留めてください。
第一に、メッセージは短く、相手の返信ペースに合わせることです。たとえ楽しくて興奮していても、連投は避けましょう。1通に対して相手からの返信を待つ、この基本的なマナーが重要です。
第二に、相手に選択肢を与えることです。デートの日時や場所については、自分の希望を一方的に押し付けるのではなく、「どちらが都合つきますか?」という相手主導の聞き方をしましょう。女性は特に、自分で判断する機会を与えてくれる男性に安心感を持ちます。
第三に、親密度は時間をかけてゆっくり上げることです。数日のメッセージ交換で「気になっていた」といった告白めいたことは言わず、まずは軽い会話を楽しむことに注力してください。信頼関係は時間が作り出すものなのです。
出会い系アプリは確かに便利なツールですが、相手もあなたと同じ一人の人間です。相手の気持ちや安全性を尊重する姿勢を忘れずに、丁寧なコミュニケーションを心がけることで、自ずと良い出会いへとつながっていくでしょう。

